お知らせ | 飯田医師会

お知らせ
ホーム > お知らせ

複数ワクチンの同時接種と推奨スケジュールについて

飯田医師会予防接種委員会

 今回、ヒブワクチン・小児用肺炎球菌接触緊急促進事業の実施にあたっては、細菌性髄膜炎の1/3は生後半年までに、半数は生後12ヵ月までに発生してしまうということにより、できるだけ早期(生後半年までに)の接種が望まれます。ただ、その年齢には定期接種としてDPTやBCGも組み込まれており、必要なワクチンをより早期に接種するためには同時接種が避けられないと考えられます。
平成23年1月4日

<複数ワクチンの同時接種について>
 日本における同時接種実施の根拠としては、予防接種ガイドライン等検討委員会監修による「予防接種ガイドライン」24ページの「他の予防接種との接種間隔」の項に「医師が特に必要と認めた場合に行うことができる」との記載があり、今回の場合はそれに当てはまるものと考えられます。
 また、日本よりはるかに数多くのワクチンを接種する米国においては、複数ワクチンの同時接種が通常のこととして行われており、CIDのレッドブックでは以下のようになっています
ワクチンの複数同時接種のルール(米国)
  1. 生ワクチン、生ワクチンの同時接種可
  2. 生ワクチン、不活化ワクチンの同時接種可
  3. 不活化ワクチン、不活化ワクチンの同時接種可
  4. 異なるワクチンを1本の注射器に吸い混合して接種してはいけない
  5. 異なる部位に個別に接種する。同じ上腕なら、レッドブックによると
    1インチ(2.54cm)以上間をあける。3種類であれば、3回接種する。
○接種の部位に関しては、日本においては「予防接種ガイドライン」で
 1)上腕伸側下部1/3  2)三角筋外側
 が推奨されています。複数接種を接種する場合でも、推奨部位にお願いします。
○米国ではBCGがありませんので、BCGとの同時接種の経験がなく、
 それについての記載はありません。今後の日本における知見の蓄積が望まれます。

<推奨スケジュール>
 以上より、飯田医師会予防接種委員会としては、当面の乳児の予防接種推奨スケジュールとしては以下が望ましいのではないかと考えます。

 3ヶ月になったらすぐ DPT(1)、アクトヒブ(1)、プレベナー(1)
 4ヶ月(4週後) DTP(2)、アクトヒブ(2)、プレベナー(2)
 その1週後 BCG(4ヶ月中)
 5ヶ月(4週後) DPT(3)、アクトヒブ(3)、プレベナー(3)

 同時接種に関しては、日本における過去の実績が乏しいことにより保護者の方の不安も大きいことと思います。不安に思われる保護者の方に対しては、接種医の判断により接種スケジュールの変更がなされることは、当然のことと考えます。
2011.02.24 Thursday | 予防接種

| 1/1ページ |

月別アーカイブ

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>

リンク

お知らせ検索

RSS

携帯アクセス

qrcode